篠山市まちづくり審議会(会長は角野幸博氏、関西学院大学教授)において、篠山市の屋外広告物の基準や規制の在り方を検討されてきましたが、その答申を受けました。
施設や事業所を案内したり、宣伝することは、一定、必要なことはもちろんですが、これが乱立すると良好な景観を保てず、雑然としたまちになってしまいます。
そこで、一定のルール化をしようとするものです。
答申では、田園景観が広がる幹線道路の一部を「田園沿道区域」に指定し、交差点から30m以内や誘導距離が1km以内などのものを除き看板を規制したり、誘導看板も総数を定めるようにしています。
角野会長は「篠山市の歴史的なまちなみ、田園景観、そしてまわりの山なみなど、美しいまちなみが篠山市の最大の特徴です。これをしっかり市民に理解して頂いて、市民、事業者、そして行政が一体となって、日本で一番美しいまちをつくっていくものにしてほしい」と語られました。
今後、市議会はもちろん、事業者や市民への説明会を聞いたり、また施行にあたっては、経過措置をもうけたり、改修への補助制度の検討もしたいと考えています。
今、丹波篠山は、「美しいまち」と人気がどんどん出てきていますが、さらに魅力あるまちづくりの手がかりとしたいと考えています。