昨日、6月17日、篠山市の原子力災害対策検討委員会から「提言」を受けました。この委員会は自治会、消防団、医師会、原子力の専門家、市民などで構成され、熱心に議論されてきました。
提言の内容は
(1)市民が避難する計画の策定
(2)安定ヨウ素剤の事前配布
(3)事故の際の対策本部の設置による市民への情報提供や勧告
(4)日頃からの災害全般に対する備えの強化
などとなっています。
万一の事故の場合、何より大切なのは「とっとと逃げる」こと、そして逃げる時には「(甲状腺の内部被ばくを防ぐため)安定ヨウ素剤を服用」するということです。
避難計画については、国においても県においても定めておらず、市民が完全に避難できる方法などあり得ないとも思われますが、どこにどのように避難すべきなのかのガイドラインは示したいと考えます。
又、安定ヨウ素剤については昨年3月に5万人分を市役所や診療所に備蓄しているのですが、いざという時に市民に行き届けられません。
そこで、特に服用が必要な成長期にある子どもや希望者を中心に事前配布の準備をすすめたいと考えます。
篠山市は福井の原発から約50キロの距離になりますが、安定ヨウ素剤の事前配布は30キロ圏外では全国で初めてとなるとのことです。