ササユリは篠山市の市花でもある日本原産のユリで、可憐な淡いピンク色の花を6月ごろに咲かせます。
市内でも山地の草原や明るい森林に自生しており、見ごろを迎えています。
近年はシカによる食害などで数が減少していますが、篠山自然の会の皆さんをはじめ、市民レベルでの保護・増殖も行われています。
奥県守の法円寺の裏山でも見ることができます。
住職の原彰道さんは自生地を守ろうと、草刈りの時期を花が散ってからの8月に行うなど、ササユリの保護に長年取り組まれています。
「今年はこれまでで一番花が多く咲いた。ササユリは種が落ちてからから花をつけるまでには約7年もかかります。これからも大切に育てていきたい」と話されていました。