本市では昨年度より、全国に先駆けて中学1年生全員を対象に学校での尿検査で「ピロリ菌検診」を実施しています。この検査は、尿検査でピロリ菌の感染の有無を判断するもので、ピロリ菌に感染すると胃がんになる危険性が高くなってくることが知られています。
昨年度の検診結果は、受診率97%、陽性率は5.4%でした。陽性率については、地域差もみられたため、今後成人の胃がんリスク検診結果とも合わせ地域分析をしていきます。
ピロリ菌検診については、本年度も秋の学校尿検査に合わせて実施します。対象の中学1年生の保護者の方には、事前に詳しい案内が届きますので、検査を希望されない場合はその時に、健康課まで申し出てください。
また本年度は、中学1年生で市内の学校に通学していないお子さんも対象とします。その保護者の方には別途案内を送付しますので、受診を希望される場合は健康課へお申し込みください。
また、本年度からはこの中学生ピロリ菌検診において陽性(擬陽性)となり、精密検査結果も陽性でかつ、除菌治療を希望する方に対して、市が指定する専門医療機関(ささやま医療センター小児科)での除菌治療にかかる費用を助成する事業を開始します。昨年度検診を受けた方から対象となり、中学生の期間を助成の対象としますので、主治医とよく相談の上、お子さんの胃がん予防のためにご利用ください。
~昨年度、中学生ピロリ菌検診にて陽性(擬陽性)の判定だった方にお知らせ~
市内医療機関での精密検査(便検査)をまだ受診されていない方については、年度を過ぎても中学3年生までは無料で精密検査を受診できますので、お子さんの体調の良いときに受診ください。
中学生ピロリ菌検診判定結果
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「胃がんゼロのまち」をめざして!中学生ピロリ菌検診について
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