皆さん、ご存知ですか!?
「リタイア前にやるべきだった後悔トップ20~健康編~」(プレジデント2012年11月号)の第1位は「歯の定期検診を受ければよかった」ということを!!
これは、55歳から74歳の男女1,000人にアンケートを取られたようですが、多くの方が口をそろえて「歯を大事にすればよかった」と後悔されています。歯を失うと食事の楽しみが半減し、治療費もかかるという、二重の辛さを感じるようです。
●歯周疾患検診を受けましょう
歯を失うと、全身の健康に悪影響?
歯を失う2大疾患である、歯周病とむし歯は、呼吸器疾患や心臓病、糖尿病、早産など全身の健康と深いつながりがあることが、研究機関などで明らかにされています。昨年も九州歯科大学の調査で「健康な歯を失えば失うほど、胃がんや大腸がんで死亡する確率が高まりかねない」という結果が出ました。
失った歯が4本以下の人より、5本以上ある人の方が、消化器系のがんで死亡する確率が2~3倍に上がる傾向がみられるとのことです。これは、歯が少ないことで、毎日よく噛んで食べることができず、栄養摂取状態が悪くなることが一因ではと考えられています。
そして毎日の歯みがき(口腔清掃)が、高齢者や入院患者など免疫力が低下している方の合併症を防ぎ、治療の進みを良くし、早く治ることも広く知られるようになりました。入院日数やその治療の予後、医療費も、おくちの清掃状態に大きく左右されるということです。
「よく噛んで食べること」と「毎日の歯みがき」が大切
今後日本では、高齢者が増えていきます。自分の体は、できるだけ自分でケアすることが求められる時代です。私たちにできる第一歩は、「よく噛んで食べること」、「毎日の歯みがき」です。病気になった時、少しでも楽に早く治せるように、いつまでもおいしく食べられるように、今日から毎日よく噛んで食べ、丁寧に歯をみがきましょう。そして定期的に歯科医院で歯のクリーニングをして、磨けていない所をフォローしてもらい、おくちの健康と一緒に全身の健康を守りましょう。
節目年齢の方には5月頃に検診無料クーポンを送付
篠山市では平成26年4月2日から平成27年4月1日までの間に40・50・60・70歳になられた方を対象に、歯周疾患検診無料クーポンを送付します。
市内の歯科医院で受診し、いつまでも健康で過ごせるよう、歯の状態を確認しましょう。
↧
やるべきだった後悔のトップは「歯科検診」
↧