森林の価値が低下し、市内でも手入れが行き届かない放置された里山林が目立ちはじめています。
そこで、地域住民に自らの手で、放置された里山林に手を加えることで、森を若返らせ、美しい里山の景観を維持し、多様な生物生息空間を保ち、また、野生動物による被害の軽減が期待できます。また、これらの活動に他の地域の者の参加を促すことで、里山林を都市と農村の交流の場ともなります。
そこで市は、里山林の活用手法とその活動を持続させる仕組みの構築を目指し、モデル地区を設定して、効果測定を行い、今後の具体的な事業実施に必要な資料を収集することを目的として、再び里山林に目を向け、里山林の魅力を高めようとする団体に対して、その活動に要する経費を支援します。
【対象団体】
里山再生に取り組む市民5人以上で構成される団体
【募集団体数】
2団体(申請多数の場合は、プレゼンテーション等により審査し決定します。)
【助成限度額】
1事業実施主体当たり60万円以内とし、採択初年度から最大3年間、助成金を分割して受けることができる。
※ただし、活動は5年以上継続すること
【事業地要件】
事業地は、以下のすべてを満たすこと。
1)概ね1ha以上のまとまった里山林(主に天然林)及び隣接する農地で、かつ、概ね10年以上手入れがされていない森林であること
2)当該事業に関連した活動を5年以上実施することを当該森林等所有者から承諾を得た森林であり、周囲の境界が明確な森林であること
3)付近の道路等からよく見えるところに「篠山市里山彩園事業モデル地区」であることがわかる看板等を設置すること
【対象経費及び対象となる活動】
次の活動に係る経費のうち、必要と認められる経費とする。
1)里山の管理(除伐、間伐及び里山林と隣接する農地の整備、竹林の整備、野生動物との緩衝帯の整備等) ※必須
2)山の彩り・サクラ等の植栽・幸づくり(ヤマザクラ・ヤマモミジ等の植栽、薪・山菜・タケノコづくり、マツタケ林の再生等) ※必須
3)山道の手入れ(補修、開設等)
4)都市住民等との交流(薪林オーナー森林の整備等)
5)その他里山林再生に必要な活動
【申請期間】
2013年1月4日(金曜日)~2013年2月15日(金曜日) ※必着