ニホンザルによる農作物被害が深刻化している畑地区で11月4日、サルのエサとなる集落内の柿を取り、サルが里山に降りてくる目的を無くそうとする取り組み「さる×はた合戦」が行われました。
集落内に残された柿を取るには地元だけでは人手不足ということもあり、神戸大学と地元のみたけの里づくり協議会が共同で実施。柿取りや紅葉の中の田舎散策を楽しもうと、学生などを中心に市内外から約120人のボランティアが参加しました。
参加者らは班に分かれ、竹で作った柿取りの棒を使い、柿取りや落ちた柿拾いを楽しみました。また、作業の途中には、里山に下りてきたサルと出くわす場面もありました。
今年の柿は豊作とのことで、全てを取りきることはできませんでしたが、約1.2トンの柿が集まり、参加者の皆さんは取った柿を好きなだけ持ち帰りました。
今回の合戦は楽しいイベントを企画し、柿を多く取った畑地区に軍配。このような取り組みにより、サルが人里に近づかなくなればと思います。