3月2日(日曜日)に開催した第34回篠山ABCマラソン大会で、ゴール手前約200メートルの地点で男性ランナーが倒れられ、心肺停止となりましたが、現場近くの沿道に居合わせた萩野知賀子さんや、駆けつけたメディカルランナー(医師など医療支援を兼ねたランナー)の活躍で一命をとりとめ、現在は意識を回復され、無事退院されています。
27日には、メディカルランナーとして処置をして頂いた日本医師ジョガーズ連盟の源伸夫さん(吹田市で歯科医)と、下条信雄さん(大阪市で内科医)にお越しを頂きました。
また28日には、初期対応をして頂いた萩野知賀子さんに感謝状を贈呈しました。
萩野さんは、京都市の京都九条病院の看護師さんで、夫の隆二さんがよくマラソンやトライアスロンの大会に出られるので同行され、AEDマスターの資格も取得されています。
当日は現場を目撃され、男性に声をかけられましたが反応はなかったとのこと。脈拍、意識、呼吸がないことを確認され、すぐに救急車とAEDを要請。また、男性の状況を適切に判断され、機敏に軌道確保、脚部の挙上、心臓マッサージ、人工呼吸などを実施されました。
また、「当たり前のことをしただけです。AEDを3回も使用しましたので、ご本人が回復されたと聞き、涙が出るほど良かったです。」とおっしゃられていました。
この大会ではAEDが44台、42箇所に配置され、メディカルランナーが47人いましたが、今後はAEDを積んだ自転車に乗ってコースをまわって、より迅速に対応する例なども教えて頂きました。