昨日、篠山市役所になって、初めての火災避難訓練をしました。
午後5時15分、庁舎内での火災発生を想定し、全員の屋外避難を指示しました。
どのようなルートで外に出るか、誰が指示するか、身のまわりのことをどうしていくか、市民が庁舎内におられた時、どう誘導するかなど、万一に備えて考えておかねばなりません。
なぜ、この訓練をしたのか、内情を言えば、次のとおりです。
午後3時頃、神戸新聞社の取材があり、篠山市の関連施設での防災訓練対策などの話がありました。
調べていくうち、市役所庁舎の避難訓練が法律上年に1回以上実施すべきであるのに、いまだ実施できていないことがわかりました。
防災管理者(担当の課長)は、訓練のやり方について、消防署と協議していたようですが、実施できないままになっていたのです。
そこで、すぐに実施したのです。すべきことはいつまでも放っておいてはダメなのです。
今後は、年に1回以上実施して、いつも万一に備えての意識を持ちたいと思います。
この件で、今日の神戸新聞では「篠山市役所が怠る」と、地方版に大きく報じられました。
丹波市の不正行為とは事情が違うとはいえ、同じく信頼を損ねたことをお詫びするしかありません。
さっそく、朝から課長以上を集めて、訓辞しました。
(1)消防長から訓練の指示が来ている文書は課長止まりとなっていた。
大切なこと、特にできていないことなどは部長、市長に相談せよ。
(2)すべきことは、すみやかに実行せよ。
放ったらかしは一番いけない。
(3)もし、何かのことで、不都合なことが発覚した時、その時点ですみやかに明らかにしたうえ、改善の努力をせよ。
(4)みんなで、他の部署のこともあわせ、注意をしあおう。
先日は、「権利擁護フォーラム」で、職員が劇を通じ市民に訴えかけ、その職員の取り組みを誇らしく感じたところですが、すべてパーかも知れません。
あと100倍頑張っていかねば、信頼回復になりません。
意気高く、頑張っていくしかありません。